◎030601
 
スマップのいう ─ONLY ONE─を考えています。それを考えるヒントがエミールの中にあります。
 
自然人は自分がすべてである。かれは単位となる数であり、絶対的な整数であって、自分にたいして、あるいは自分と同等のものにたいして関係をもつだけである。社会人は分母によって価値が決まる分子にすぎない。その価値は社会という全体との関連において決まる。りっぱな社会制度とは、人間をこのうえなく不自然なものにし、その絶対的存在をうばいさって、相対的な存在をあたえ、「自我」を共通の統一体の中に移すような制度である。そこでは、個人のひとりひとりは自分を一個の人間とは考えず、その統一体の一部分と考え、なにごとも全体においてしか考えない。(ルソー著「エミール」27p)
 
一人ひとりの若者が絶対的な整数≠ニして扱われているのだろうか。若者失業率の多さにはそうでない現実が照らしだされているといえるのではないか。