030608
◎男も女も輝きたいと思っている。表面的な美しさを追求するだけでは本物には到達できないだろう。労働学校では個性は何によって輝くか≠フ講義がある。
女の美しさというものは、天性の美形とか、単に気の利いたコスチュームとか、巧みな化粧とは異なった次元にまずあるのではなかろうか。
言ってみれば、いかに生きるかという課題をみすえるかみすえないかの違い。目が光るか死んでいるのかの違い。そして都市を重ねてゆくにつれ、若さだけがもっていて生理的な美しさは遠のき、変わってあらわれてくるもっと深い次元の、もっとはるかな世界がもたらす美しさ。(寿岳章子著「思いは深く」朝日新聞社)
昔は、「好きな人のためにキレイになりたい!」なんて思っていたけれど、それは本当は違うのだ。好きな人にキレイだと思われたいという過程も、実は好きな人のためにあるのではなく、自分のためにある。そう思う気持ちが、女をよりセクシーに磨いていくのだから。(藤原紀香著「藤原主義」幻冬舎91p)
意識するというのは大切だ。自分を意識し、相手を意識し、周囲の人を意識する。人生の達人とは、意識の幅が広い人のことをいうようにさえ思う。──表現者であることを意識して生活していれば、すべての見方が変化する。(藤原紀香著「藤原主義」幻冬舎16p)
今の自分によりよく働くものの見方を考え、実践する。感じたままの本能を大切にすることは、すなわちオリジナリティーを生かすこと。日々の小さな意識から、自分の新たな魅力が発見できるかもしれない。(藤原紀香著「藤原主義」幻冬舎107p)
有事法制の次は、イラクへ自衛隊を派遣する……戦争へとまっしぐら。これを押しとどめる力を急いで広げなければならない。「まぁ 良いか」ですますわけにはいかないのだから。