学習通信050514
◎「ひとはたあげたい人はいませんか」……。
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自衛隊に入ろう
「みなさん方の中に 自衛隊に入りたい人はいませんか ひとはたあげたい人はいませんか 自衛隊じゃ人材求めています」
自衛隊をパロディーにした「自衛隊に入ろう」の歌は、こう呼びかけて始まる。このあと「自衛隊に入ればこの世は天国」「自衛隊に入って花と散る」といった歌詞が続く。
この歌の作詞者で歌い手でもある高田渡さんの訃報を先日、新聞が伝えていた。一時期、京都に往んでいたことなどは知らなかったが、アジテーションの装い微塵もなく、明るく軽いノリの歌詞とメロディーは三十七年前、学生ら若者の心をとらえた。
世に反戦歌があふれ、フォークソング全盛の時代だった。大学紛争とベトナム反戦運動が全国に広がり、キャンパスでは若松孝二監督の映画が、反権力の象徴として盛んに上映された。世情騒然としていた。
真偽不明だが、当時、防衛庁はこの歌を応援歌と勘違いして、自衛隊PRソングに打診したという話も残る。そういえば、街頭のあちこちで年ごろの青年に声をかけては入隊を勧誘する自衛隊リクルーターの姿があった。
そんな自衛隊を擲楡(やゆ)しながら、あのころ、自衛隊の治安出動や海外派兵など、だれも本気では信じていなかったように思う。時は移ろい、自衛隊はいま、はるか遠くイラクにいる。今月七日に第一陣が出発した第六次復興支援群では、京都も主力の一角を占める。
ベトナム戦争終結から三十年がたった。時代は変わった、と心底納得するには、いまもまだ、頭の整理がつかないでいる。(西川雅信)
(京都新聞 2005.05.13)
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自衛隊に入ろう/高田 渡
69年 詞:高田渡 曲:M・レイノルズ
みなさん方の中に 自衛隊に入りたい人はいませんか
ひとはたあげたい人はいませんか 自衛隊じゃ人材求めてます
*自衛隊に入ろう入ろう入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る
スポーツやりたい人いたら いつでも自衛隊におこし下さい
槍でも鉄砲でも何でもありますよ とにかく体が基本です
*リフレイン
鉄砲や戦車や飛行機に興味を持っている方は
いつでも自衛隊にお越しください 手とり足とり教えます
*リフレイン
日本の平和を守るためにゃ 鉄砲やロケットがいりますよ
アメリカさんにも手伝ってもらい 悪いソ連や中国をやっつけましょう
*リフレイン
自衛隊じゃ人材求めてます 年令学歴は問いません
祖国のためならどこまでも 素直な人を求めます
*リフレイン
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◎いまにきって流行るかもね……。