学習通信061211
◎みんなちがって、みんないい……

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まど
反戦のチャンプル

 先日、シンガー・ソングライターの普天間かおりさんのライブにおじゃましました。十一月の「赤旗まつり」の中央舞台を歓喜に包んだ人です。

 ○……タイトルは「普天間日和VOL2」。普天間さんの歌声だけではなく、軽妙なおしゃべりも楽しめました。会場は、東京・世田谷区のライブハウスで、六十人余りのお客さんで満席になりました。前回の普天間日和でお客さんからリクエスト曲をもらい、普天間さんが歌うコーナーもありました。

 ○……この日、披露された歌の中に「CHAMP☆LOO(チャンプルー)」という歌がありました。戦争好きの大統領と水をかけられてもほほえむお地蔵様、足してかけて、混ぜてみたら、決して戦争は起きないね〜。サンバのような軽快なリズムで、戦争を皮肉る歌詞もある歌です。一九九九年に発表した普天間さんのアルバム「14粒の愛のしずく」からの一曲です。

 ○……チャンプルーは混ぜるという意味で、いろいろなものを取り入れ、独自のものを作り出すこと。「沖縄は、これまで時代にほんろうされながらも、たくましく大らかに生きてきた島だと思います。そうした背景だからか、『チャンプルー文化』と言われることもあります」と普天間さん。

「私たちは他人の美ぼう、財力など、自分にあったらとあこがれてしまいがち。でも、みんな違っているからこそ、人とひとは支え合い、ひかれ合い、何かを生み出すことができると信じています。それが本当のチャンプルー≠ナす」(小)
(しんぶん赤旗 20061211)

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私と小鳥と鈴と

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、
地面を遠くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
(金子みすゞ「童謡集」ハルキ文庫 p81)

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◎「チャンプルーは混ぜるという意味で、いろいろなものを取り入れ、独自のものを作り出すこと」と。