学習通信081209
◎新聞を配布するという機能だけでも……
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職場新聞は偉大な組織者です
つぎに、わたしたちは職場新聞のはたす役割を重視し、これを十分に活用しなければなりません。
職場新聞は、職場集会がひらけないようなときでも、事実を書くことによって、資本家や当局の本質をバクロし、みんなに伝え、また具体的要求によってみんなを結びつけ、たたかいを組織していくことができます。
「合理化」の中で、資本家は職制を使って、「おどかし」や「肩たたき」など、いろいろな手口を使って攻撃してきます。この具体的事実は、すぐ記事になります。すぐみんなに知らされることによって彼らの手口は効果がなくなります。職制が朝出てくると、「オレのことが書いてないか?」とビグピクしながら新聞をさがすようになります。「食堂のめしがまずい」「仮眠所のふとんがきたない」こういった要求が書かれ、みんなの中に不満がひろがっていくことによって、会社はついに改善せざるを得なくなります。第二組合員からも、「こういうことを書いてくれ」という記事がもち込まれるようにもなります。
わたしたちは、先進的な労働組合が、敵の攻撃の中から考え出したこの職場新聞によるたたかいを、もっともっとみんなにひろげる必要があります。
Sトラックの仲間たちはこういっています。
「職場に要求があるかぎり、職場集会がある。職場に要求があるかぎり、たたかいがある。職場闘争以外に、職揚に労働組合をつくることはできない」
(労働者教育協会「職場活動のすすめ」学習文庫 p111-112)
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新聞を配布するという機能だけでも(もしその新聞が新聞の名に値するものなら、すなわち、規則的に発行され、総合雑誌式に月一回の発行でなく、月に四回ぐらい発行されるなら)、実際上の結びつきをつくりだしはじめるであろう。
今日では、革命的事業の必要におうじていろいろな都市のあいだに連絡がとられる場合はきわめてまれで、いずれにしても例外である。
だが、右に述べたようになれば、この連絡は常則になるだろうし、もちろんそれは、新聞の配布だけでなく、また(はるかに重要なことだが)経験や資料や人手や資材の交流をも保障するであろう。
組織活動の規模は一挙に何倍もひろがり、一地方でおさめられた成功は人々をはげまして不断にいっそうの改善にむかわせ、国の他の地点で活動している同志がすでになしとげた経験を利用したいという願いをおこさせるであろう。
地方的活動は、現在よりもはるかに豊富で多方面的なものとなるだろう。
ロシア全国から集められる政治的および経済的暴露は、あらゆる職業、あらゆる発達段階の労働者に知識の糧をあたえ、また多種多様な問題についての会話や講演の材料ときっかけをあたえるであろう。
そのうえ、こういう問題は、合法的出版物のほのめかしや、世間の雑談や、政府の「遠慮がちな」発表によっても、提起される。
一つひとつの燃えあがり、一つひとつのデモンストレーションが、ロシアのいたるところで、あらゆる方面から評価され討議されて、他の人々に立ちおくれまい、他の人々よりもうまくやろうという願望──(われわれ社会主義者は、あらゆる張りあい、あらゆる「競争」を、全体的に排撃するわけではけっしてない!)──、はじめてのときにはなにかの拍子で自然発生的に起こったことを意識的に準備し、その地方あるいはそのときの有利な条件を利用して攻撃計画に修正をくわえる、等々の願望を呼びおこすであろう。
それと同時に、地方的活動がこのように活発になっても、全勢カを必死に、「息もたえだえに」ふりしぼったり──現在では、デモンストレーション一つやるにも、地方新聞一号発行するにも、往々にしてこういうありさまなのだが──、ありったけの人間を駆りだして矢おもてに立てたりしなくてもよいであろう。
一方では、どの地方に「根」を求めるべきかがはっきりしないので、警察がこの根を探りあてることはずっと困難になるだろうし、他方では、人々は、規則的な共同活動によって訓練されて、当面の攻撃の力を全軍隊のなかのあれこれの部隊の兵力の現状に適応させること(現在では、ほとんどだれも、こうした適応のことを全然考えていない。
というのは、攻撃は十中八、九まで自然発生的に起こっているからである)に慣れるであろうし、また文書だけでなく革命的勢力をも、よそから「移送」してくることが容易になろう。
(レーニン「なにをなすべきか」レーニン一〇巻選集A 大月書店 p164-165)
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◎「職場新聞は偉大な組織者です」と